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六 神隠し 3/5

この作品は暴力的な表現、グロテスクな表現を含みます。
ブログトップの注意書きをご一読の上、了承して頂ける方のみ
閲覧下さい。

それでは、続きを読む、から本編をお楽しみ下さい。


「始めまして。先日、お電話を差し上げたシンと申します」

シンは中で待っていた眼鏡を掛けた青年の男性医師と
シンより少し年上かと思われる女性に一礼した。

「私はドクタージャン。そして、こちらが助手をして貰っているシホ君。
今日ご依頼があった遺体は既にこちらに並べてあります。
それで、一体何を調べるつもりでこちらに?」

ジャンは遺体に掛けられたシートを取って、
シホも他の遺体のシートを取っていく。

「ええ。ちょっと可笑しな事になっているんじゃないかと思いまして」

シンは言いながらシートを取った遺体の上に手を翳して、
その手を順に遺体から遺体の上に移動させていく。

ジャンもシホも怪訝な顔をしている。
当然だ。医学の道を行く人には
このシンの動きは何かの宗教的な行為に見えてしまうだろう。

「この遺体達の身元は歯型と遺族の確認で確かになっているんですね?」

シンの問いにジャンとシホはますます怪訝な顔をする。

「ええ。それに、必要な方には血液検査もしますので、
漏れはないと思いますが、何か問題でも?」

「ええ。これは可笑しすぎて、ちょっと見過ごせませんね」

ジャンは若干怒った様に眉を吊り上げ、
シホもちょっと不満気な顔をしている。

「ここの遺体達は残留しているオーラが薄味なんですよ。
何ていうか、生きてきた記憶というか年輪が欠落している。
表現するとそうです。

普通、生き物って生きてきた分のオーラの味や匂いがあるんですけど、
ここの遺体と前に見た遺体も殆ど全てが丸で生まれてすぐに
殺されたみたいに殆ど味とか匂いがしない。

オーラが酷く薄いんです。

でも、この遺体とこの遺体、親子という事ですけど、
微かに感じる味や匂いは似ている。

遺伝子的には親子に違いないです。

だけど、二人の生きた年月を全く感じない。となれば?」

ジャンの吊り上った眉が一気に頂点まで到達し、
シホの不満顔はジャンと同じ様な驚愕の表情へと変わった。
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by 我狼堂-PLUS!  at 11:34 |  小説・デビルブレイカーズ |  comment (0)  |   |  page top ↑
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