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七 見え始めた悪意 2/12

この作品は暴力的な表現、グロテスクな表現を含みます。
ブログトップの注意書きをご一読の上、了承して頂ける方のみ
閲覧下さい。

それでは、続きを読む、から本編をお楽しみ下さい。


発電所から五百メートル程離れた、
丘陵をほぼ一望出来る、頭一つの出た小山の頂上付近に
切り立った崖がある。

崖の上には周りより少しだけ暗い色の何かがある。

何かとは人像が纏ったマントと帽子である。

人像はMS族の戦士で、この凍える寒さの中、身動き一つする事なく、
うつ伏せの姿勢で狙撃銃を構えている。

戦士は薄闇の中スコープを覗いて、標的との距離を測っている。

戦士は一旦スコープから目を離して、
嵌めていた腕時計を見た。

光る秒針がチクチクと二十秒の時を刻む。
現在四時半、作戦開始時刻である。

戦士は狙撃銃の安全装置を解除し、
弾を装填し、グリップを握った。

スコープの中心がケーブルを捉える。

状況は横風が五メートル程。
戦士は風の誤差を修正し、ピタッと狙いを定める。

戦士の指が銃爪(ひきがね)に掛かり、引き絞られる。

直後、轟音と共に狙撃銃の弾丸がケーブル目掛けて飛び、
弾頭が見事に標的を破壊した。

戦士は狙撃銃を持って、その場から離れ始めた。

「人を撃っていた時の方が安月給だったなんてな。
命の相場なんて物は…いや、止そう」

ぽつりと愚痴を漏らしたその銀色の戦士はガンダム顔だった。

渋い造りの面と鋭い目は狙撃手独特の雰囲気があり、
スティードよりやや年嵩(としかさ)に見えた。

弾丸がケーブルを破壊したのを見計らって、
隊員達が停電で電子ロックの切れた正面ゲートを開けた。

「突入しろ。頭を叩かれるなよ」

隊長が隊員達に指示をする。

隊員達が次々に正面ゲートから発電所敷地内に突入していき、
入口の扉の鍵部に小威力の爆弾を貼り付け、爆破。

鍵のあった所に黒縁の穴が空き、隊員達は発電所の中に突入して行った。

「デビルブレイカー、やばくなったら内の隊員達のケツを持ってくれ」

隊長の言葉を背に聞き、シンは、「ああ」と答えて前に進んで行く。

「嫌な臭いがするな。大分オーラが淀んでいる」

流れて来る臭気に顔を歪めながら、
シンは臭いの元の発電所の中に入っていった。
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by 我狼堂-PLUS!  at 13:16 |  小説・デビルブレイカーズ |  comment (0)  |   |  page top ↑
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