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七 見え始めた悪意 8/12

この作品は暴力的な表現、グロテスクな表現を含みます。
ブログトップの注意書きをご一読の上、了承して頂ける方のみ
閲覧下さい。

それでは、続きを読む、から本編をお楽しみ下さい。


「久し振り。そして、お休み」

不意に後ろから声がして、
シンは振り返ろうとしたが、
それよりも速く、ヴィーノがシンの首に注射をしていた。

「ヴィーノ…何で……?」

シンはバタッと床に倒れた。

「シン、世界は悲惨な状況だ。
だから、救い手が必要だろう?
我々がそれをやろうというのだよ」

ヴィーノはシンを見下ろしながら悲しげな目をした。

「少し…時間が必要だ。俺もお前も。いずれお前にも解る時が来る」

「何が…?」

シンが意識を朦朧(もうろう)とさせながら問うと、
奥からコツコツと革靴が床を踏む音が聞こえてきた。

「博士、処置はたった今完了しました」

ヴィーノが靴音の主に言った。

シンはありったけの力を込めて顔を上に向けた。

シンの視界に入ってきたのは、
端整な顔立ちの、白衣姿の金髪の少年だった。

「ハッ……オーブの姫みたいな顔しやがって……」

少年の顔は髪さえ伸ばせば、
シンの故郷、オーブのカガリ姫その物だった。

「はじめまして、デビルブレイカーのシン君。
私の名前はドクターユーレン」

カガリ似の少年はユーレンと名乗った。

「阿呆か。ユーレンはおっさんのはずだろ。ああ、糞、意識が……」

シンの視界がどんどん暗くなっていく。

「光栄だね、私の事をご存知とは。
その褒美に君を生かしたままここに置いていく事にしよう。
ヴィーノが随分と入れ込んでいるみたいだしね。
だが、施設は処分させて貰うよ。後は自分の力で何とかしたまえ」

シンの目にユーレンとヴィーノが奥に行くのが見え、
視界から消えて少し経つと、重そうな扉が閉まる音がした。

「自爆装置が作動しました。
本施設は五分後に自爆します。
繰り返します。本施設は……」

上のスピーカーから放送が流れてきている。
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by 我狼堂-PLUS!  at 15:45 |  小説・デビルブレイカーズ |  comment (0)  |   |  page top ↑
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