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七 見え始めた悪意 11/12

この作品は暴力的な表現、グロテスクな表現を含みます。
ブログトップの注意書きをご一読の上、了承して頂ける方のみ
閲覧下さい。

それでは、続きを読む、から本編をお楽しみ下さい。


「スティード……、キマイラは人から作られていた。
俺達は今まで人殺しをしていたんだ」

シンはさっき見た残骸やカプセルの中の人々の事を思い、
手の甲を瞼(まぶた)に当てて涙を流した。

「何となく、そんな気がしていた。
あんなに大量の半有機半機械の生物を作るには
素体となる生き物が必要だ。
人間がその素体なら、偽装死体の件と絡めて、全て辻褄が合う」

スティードはガラス板に映る目を歪めた。

――人間を素体にして、あんな失敗作を量産する奴等の狙いは何だ……?

「連中がキマイラを作る理由…次に調べるべき事はそれだな。
どうも俺には連中がただ兵器としてキマイラを作っているとは思えない。
ユーレンとヴィーノという少年から当たってみるかね……」

スティードの目は崩壊した発電所に向いている。

――スティード…目が鎮魂を表す優しいガンダム?

シンはスティードが偶にそういう目をするのを知っているが、
人間が死んだ時の悲しさの度合いを酷く痛々しく感じた覚えがある。

「人は…酷い生き物なんだな…。
あんな惨(むご)い姿にまでして、まだ何かさせるつもりなんだ。
キマイラにだって恐怖の感情は見られた。
人間らしさも残っているんだ……。
人は人から離れ過ぎたら、きっと人に戻りたいと思う生き物なのに、何でだ……?」

シンがぼやきながら自分の生身の手を見ると、
スティードは、「そうだな」と己の機械の手を見つめた。

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