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短編小説『鬼の皮』その18

第十八回です。

ゲーム廃人はいけません!!

ゲゲゲ、ゲーム、は程々にしておきなさ~い!!

お兄さんとの約束だっ!!(キリッ)

それでは、続きを読む、をどうぞ!


俺は瓶を受け取って、ラベルを読んだ。

「メタノール?可燃性の液体だよな。これで燃やすのか」

アルコールランプを使う時に燃料として容器に
入っていたのを記憶している。

あれを器に入れてメタノールで燃やす。

想像するのが難しいよな……。

こんな小瓶で仕留めるという流れがそもそも無理あり過ぎ。

もっと、こう――退魔(たいま)の剣とか格好いいのがないものか?
確かにリアルではこんな物なのだろうけど、十歳ボーイだぞ、俺は……。
いきなりゲームのハードモードでもやらされる気分だよ……現実で。

「しかし、掃除屋を語るにゃ、ちょいとしょぼい装備じゃないの?」

俺が突っ込みを入れると、紫葉は首を傾げた。

「そう?私、これであのスライムを二十体くらい一晩で片付けたけど?」

丸でノートに落書きでもしたかのような気軽さで、紫葉はうそぶいた。

「マジで?お前、ランドセルの中にそんなにメタノール入れてたのかよ……。
うわ……危ない奴だなぁ……」

お近付きにはなりたくない、といった苦笑いで俺が上半身を引くと、
紫葉はくすくす笑った。

「それはそうでしょう。
この仕事は何時鬼や他の魔物に仕返しされるとも限らないから、
なるべく人を遠ざけておくのが第一条件なのよ。
だから、学校でも友達を作らない、人に話し掛けるのも避けるべき、
という教えを受けているわ」

紫葉の語り口には悲壮感が無い。

だから、俺は余計にそれを辛く感じてしまった。

そういうのは大人の立場なら筋が通るんだろうけど、
ガキの時分(じぶん)に友達を作るなってのは、酷(こく)じゃねえの?

何て言うか、釈然(しゃくぜん)としない。

だって、今笑っている紫葉は……その、可愛いと思うしさ……。
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