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短編小説『鬼の皮』その21

第二十一回です。

デビルブレイカーズの打ち合わせの時に原稿を
kouさんにチェックしてもらうんですが、
その間自分は処理待ちタカシなんですね……。

時間を効率的に使う為にも絵でも覚えた方がいいんだろうな、と思うんですが、
なかなか文章書いて、絵も、というと難しいですわん(´・ω・`)。

それでは、続きを読む、をどうぞ!


俺は背負っていたランドセルを下ろして、中の教科書等を全部地面に出した。
 
その間にあちらさんはこっちに跳ねてきている。

俺はランドセルを後ろに隠して、闘牛士の如くスライムを待ち受けた。

「Come on!」

俺は英語で誘いつつ、スライムの軌道をじっと見ている。

奴は俺の腹を狙っている。

少し体を左に逸(そ)らして、ランドセルの口を開いて。

動体視力、反射神経、全てをこの一瞬に注(そそ)ぐ。

ボチョン。

スライムは見事にすっぽりランドセルに嵌(は)まってくれた。

俺は急いでランドセルを閉じて、そのまま地面に放り投げた。

ランドセルの隙間から奴が抜け出そうとしている。

「させるか!」

俺はメタノールの入った瓶の蓋(ふた)を開けて、中身をランドセルにぶっ掛けた。

「紫葉!」

俺が右手を宙に差し出すと。紫葉が何かを投げ渡してきた。

ジッポライター。

俺はジッポライターの蓋(ふた)を開いて、着火した。

奴は動揺した様に一瞬身を震わせて、必死に逃げ出そうとしている。

俺の手からジッポライターが落ちる。

「adios(アディオス)」

ジッポライターがランドセルに当たって、あっという間に燃え出した。

俺は一歩身を引き、ランドセルごと奴が燃える様(さま)を見た。

奴は何事か叫びながら悶えているようだ。

「人の声だ……。幾つも重なって……食った人間の声か……?」

何人もの人の声が断末魔の悲鳴となって消えていく。

その中に賢治の声があるかも知れないが、俺は聞き分ける事が出来なかった。

「賢治の最後の声……聞き逃しちゃった……」

たとえそれが化け物の吐く偽物だったとしても、俺に取っては賢治の声。

だけど、それすら逸(いっ)してしまった。
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