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短編小説『鬼の皮』その25

第二十五回です。

遅れてきた五月病。
迫り来る梅雨。
そして、大○近辺に出没するガイ○チたち。

いい事が一つもない……w

あっ……あったか……。
今日もこうして皆さんにメッセージを発信出来る事。

どうしようもない毒電波ですが、よろしければ今後もご贔屓にmm

それでは、続きを読む、をどうぞ!


「俺は紫葉は優しくていい奴だと思ったよ。
それに、ここで顔を合わせた時、別人なんじゃないかってくらい綺麗でさ。
仕事の事も知って、凄いなって感心したんだ」

俺が必死になって気持ちを伝えると、紫葉はゆっくり振り向いて、不安げな顔を見せた。

「本当?」

「本当だよ。色々話を聞きたいと思っている。
それにお前、友達一人もいないみたいじゃん?俺じゃ……駄目かな?」

下手な口説き文句だと思う。流石に口説き文句の指南は受けていなかったからな……。

紫葉は両手を胸に当てて、身を震わせながら荒い息をしている。

「紫葉?」

「ごめん。嬉しくてつい昂(たか)ぶっちゃった」

そう言う紫葉の頬は赤く染まっており、
吐く白い息の量と濃さが俺のと比べると三倍強くらいある。

すげえ変わってる。ちょっと怖いくらいだ。

でも、面白いわ。こいつとは長い事付き合えそうな気がするな。

俺は優しく微笑んで、紫葉に手を差し伸べた。

「帰ろっか」

「うん」

紫葉は俺の手を握って、嬉しそうに微笑んでいる。

「あっ、でも、教科書とかランドセルから出した物はちゃんと拾っていってね。
事後処理は私の所属している組織がやってくれるけど、私物は持っていかないと」

紫葉が転がっている教科書等を指差した。

しっかりしてるわ。何か早くも主導権を握られている様な気がしてならないけど……。

俺は苦笑いしながら教科書等をまとめて手に持って、紫葉と一緒に建物から出た。

今日は色んな事があり過ぎた。

とにかくダッドとマムには叱られる事を覚悟しないと。

ランドセルが無くなるような悪い遊びなんて――逆さ吊りで済めばいいけど。

「心配しなくても、逆奇君のご両親には私が暴漢に襲われていた所を
貴方に助けて貰ったって説明して上げる。
そういう事件の背景も組織に手配してくれる様に頼むから」

紫葉はにっこりと笑って、携帯電話を弄り始めた。

本当、しっかりしてるわ。すっかり面倒見られて……お姉さんみたいだ。

俺はまた苦笑いして、ふと、紫葉の格好を見た。

整った長い黒髪に赤いコートと紺のスカート。

絵に描いた様なお嬢様だ。

これならダッドもマムも信用するだろうな。

楽観的観測をしつつ、俺は紫葉と帰路についた。
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